この神事は毎年節分の日におこなわれ、『追儺の鬼はらい』として当神社に古くから伝わる厄祓行事です。当神社の神使、福徳家の娘狐福子が、神使の総本家、助四郎家の小狐助太郎のもとへお嫁入りする・・・・・という道中を新郎新婦はもとより、仲人・親族も正装し再現するものです。神使狐の面と婚礼衣装を着付けた狐の新郎新婦は、赤鬼・青鬼の先導で、嫁入り道具や笛・太鼓の楽人等と共に行列をなし賑やかに練り歩きます。狐の夫婦は境内を一周して特設舞台に上がり、三三九度の盃を交わした後、祝儀袋に入った福餅や福豆を参拝者にまかれます。この狐のカップルは毎年、氏子区域の厄年にあたる方の中から選ばれます。
まめ知識
- 新郎新婦の狐がまく祝儀袋の中には、『萬両』の焼印が押された榊の葉が入っているものがあります。この榊の葉をお守りとして持っていると「お金が入る」という言い伝えがあります。
- 狐の嫁入り神事の他に節分の日には合計4回の豆まきがあります。
- 厄年の方の豆まき奉仕者を受付しております。(詳細は社務所までお問い合わせください)